スマホぶっ壊れて原始的な生活をしていた
スマホぶっ壊れた
電源がはいらなくなったのだ
その日は卒業式があり、子供たちの写真をたくさん撮っていた
このデータぶっ壊れたらどうしよう・・・
というのがいちばんの不安だった
というか、それ以外はどうでもよかった
連絡がつかなくなる、というのは考えたけど
しばらくなんの予定もなかったのでどうでもよかった
職場のPCで楽天モバイルの来店予約をし、
その日までネットのない生活を送ることになった
うちにはWi-Fiは通ってないのだ
PCで音楽を流した
PCに入っている音楽は、学生の頃に聴いていたものばかり
そして本を読むことにした
これも学生の頃に読んでいたもの
学生っていっても中学生の時のこと
その頃は携帯もスマホも持っていなかった
学校が終われば学校とは関係なくなった
学校にいれば家のことは関係なくなった
「その時」を生きていた
「今」を生きていた
今だけを考えている
過去も未来も関係なかった
それはとても快適な暮らしだった
今これを書いているということは、
もうその快適なくらし に終止符を打ったと言うことだ
新たなスマホがやってきた
でも前ほど依存していない
本を読むようになった
スマホは通知がきたら触る程度
無視することもある
そんな感じ